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ファンクション(数値)

ファンクション(数値)は、スライダーやテキストボックスで入力した数値に応じて、他の要素の位置・サイズを動的に変更する特殊な要素です。 ユーザーがカード作成時に数値を調整することで、要素のレイアウトを柔軟にカスタマイズできます。 加算・減算・固定値設定の3つのモードがあり、倍率も設定可能です。

フレーム設定
× 不可
※制御用要素のため
簡易編集ページ表示
✓ 表示
※数値入力

主な用途

微調整機能

要素の位置やサイズをユーザーが微調整できるようにします。完璧な配置を実現できます。

動的レイアウト

カード全体のサイズを変更したり、複数の要素を連動させて動かすことができます。

条件付き調整

ファンクション(スイッチ)と組み合わせて、特定の条件下でのみ調整を有効にできます。

設定可能な項目

基本設定

  • ラベル:フィールドの名前(管理用・簡易編集ページでの表示)
  • 最小値:スライダーの最小値
  • 最大値:スライダーの最大値
  • ステップ値:スライダーの刻み幅(例: 1、5、10)
  • デフォルト値:初期表示される数値

オーバーライドターゲット

数値に応じて適用される変更を設定します。複数のターゲットを設定可能です。

  • 対象要素:変更を適用する要素(複数選択可、「カード全体」も選択可能)
  • プロパティ:X、Y、幅、高さ、幅と高さ(同時)から選択
  • モード:固定値・加算・減算から選択
  • 値:設定する値(モードによって動作が異なる)
  • 倍率:加算・減算時の係数(0.2~5、デフォルト: 1)

モードの説明

固定値モード

設定した値に固定します。スライダーの値は使用されません。

例: 値=100 → 常に100に設定

加算モード

元の値に「スライダーの値 × 倍率」を加算します。

例: 元の値=50、スライダー=10、倍率=2 → 50 + (10 × 2) = 70

減算モード

元の値から「スライダーの値 × 倍率」を減算します。

例: 元の値=100、スライダー=10、倍率=1 → 100 - (10 × 1) = 90

条件付き適用

ファンクション(スイッチ)の状態に応じて、適用するかどうかを制御できます。

  • 条件スイッチ:条件となるファンクション(スイッチ)を選択
  • 条件状態:オン時 / オフ時 を選択
条件を設定すると、スイッチが指定した状態の時のみこのターゲットの変更が適用されます。

使用例

例1: 要素の位置微調整

ユーザーがアイコンの位置を微調整できるようにします。

  • 最小値: -20、最大値: 20、ステップ: 1、デフォルト: 0
  • 対象要素: アイコン、プロパティ: X、モード: 加算、倍率: 1
  • スライダーを動かすと、アイコンが左右に移動します

例2: カードサイズの変更

カード全体の幅を調整できるようにします。

  • 最小値: -100、最大値: 100、ステップ: 10、デフォルト: 0
  • 対象要素: カード全体、プロパティ: 幅、モード: 加算、倍率: 1
  • カードの幅が元のサイズ±100pxで調整できます

例3: 条件付き調整

スイッチがオンの時のみ、テキストのサイズを変更できるようにします。

  • 最小値: 0、最大値: 50、ステップ: 5、デフォルト: 0
  • 対象要素: テキスト、プロパティ: 幅、モード: 加算、倍率: 1
  • 条件スイッチ: 「サイズ調整を有効化」、条件状態: オン時
  • スイッチがオンの時のみ、スライダーで幅を調整できます

例4: 複数要素の連動

複数の要素を同時に移動させます。

  • 最小値: -50、最大値: 50、ステップ: 1、デフォルト: 0
  • 対象要素: 要素A、要素B、要素C、プロパティ: Y、モード: 加算、倍率: 1
  • 3つの要素が同時に上下に移動します

💡 ヒント

  • 倍率を0.5や0.25に設定すると、より細かい調整が可能になります
  • 倍率を2や3に設定すると、スライダーの効果が大きくなります
  • ファンクション(スイッチ)と組み合わせて、複雑な制御を実現できます
  • カード全体を対象にすることで、レスポンシブなテンプレートを作成できます
  • 複数のファンクション(数値)を組み合わせて、様々な調整を提供できます

⚠️ 注意事項

  • 加算・減算モードでは、スライダーの値と倍率が掛け合わされます
  • 固定値モードでは、スライダーの値に関係なく常に指定した値になります
  • 複数のファンクション要素が同じ対象を変更する場合、順番に適用されます
  • ファンクション(スイッチ)が先に適用され、その後ファンクション(数値)が適用されます